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校長室“創立40周年に思う”

創立40周年式辞
向陵高等学校 校長 清野耕司

向陵高等学校が創立40年を迎える良き日にあたり、ご案内を申し上げましたところ、公務でお忙しいにもかかわらず、青森県知事三村申吾様、八戸市長小林眞様はじめ、たくさんのご来賓の皆様、ご父母、同窓生、PTAOB会の皆様のご臨席を賜り記念式典を挙行できますことは、生徒や私達学校関係者にとりまして誠に光栄に思い、衷心より御礼を申し上げます。ありがとうございます。

向陵高等学校は、ここ田向の地に故千葉富江先生が昭和49年千葉学園高等学校普通科校舎として創設され、男子を含めた120名の生徒を迎え、男女共学という歴史に残る第一歩を歩みました。その二年後の昭和51年11月に、八戸市では6番目,青森県では17番目の私学の普通高校、向陵高等学校として独立いたしました。

私は、当時、千葉学園高等学校に勤務しておりましたが、姉妹校の誕生と、緑が美しい田園の中の真新しい白と青の校舎を見て感動したことを覚えております。そして、その後平成16年4月に第5代目の校長として就任し、今日、40周年というよき日を迎えることができたことは、光栄これに過ぎたることは無く、とてもうれしく思っております。

今年40年を迎えるに当たり、創設当時の生徒会誌をひもといてみますと、創設者千葉富江先生が男子生徒の入学を見た喜びと、かたよりのない幅広い教養と、心豊かな人づくりに教員・生徒ともに努力してほしい。との願いを込められておりました。また、三年後の昭和51年3月の一回生を送り出した時の卒業式の式辞では、次のようにのべております。

「昭和51年は、決して暮し良い年ではありませんでしたが、一番うれしい事は、なんといっても向陵高校新設の認可が叶えられたことです。多額の経費を投じ、完成には並々ならぬ苦労がありましたが、それだけに喜びは一入でございます。旅立つ一回生皆さんの人生は深い谷間の生活もあれば、苦しい時もありましょう。こんな時こそ、心に太陽を唇に歌を持つことを忘れないで下さい。この世にやってできないことはない。一度や二度の失敗をためらうことはありません。と励まされておりました。

それから40年がたった今日、学び舎を取り巻く田向の地は目まぐるしく変化発展し、校歌に歌われております「風わたる青田のそよぎ」も「黄金なす稲穂のうねり」の様な自然環境はなくなりましたが、「人の世の真たずねて、高き望みを星につながん」の教えは変わることなく受け継がれております。

今の本校の在籍数は決して多い数ではありませんが、本校の特色である体験学習の「チャレンジ講座」から未知の世界を学び、「向陵高校は楽しい学び舎」という気持ちが、学業の面にも大きく成果を表し、卒業時には私立大学は勿論のこと国公立大学合格者も出ております。

また、地味ではありますが部活動でも美術部、軽音楽部、茶道部、写真部等はコンテストなどで入選し、いろいろな場所で活躍していることは嬉しい限りです。特にバトン部は創部11年目を迎えますが、文化部のインターハイと言われる「全国高等学校総合文化祭」には毎年出場し、今年の第40回広島大会では三回目のグッドパレード賞、マーチングバンドバトントワリング部門では、二回目の最優秀賞の「講評者特別賞」を受賞しました。また、12月に開催される全国大会では、9回出場し、8年;連続「銀賞」を受賞しておりましたが、今年は10回目の節目ある出場で念願の「金賞」を受賞し、「創立40周年」を祝うかのような活躍をしてくれました。また、毎年8月の三社大祭の中日に長者山新羅神社桜の馬場で行われる無形民俗文化財「加賀美流騎馬打球」の合間に披露される、全国でも八戸にしか残っていない「徒打毬」に本校生徒は23年もの長きにわたり出場し、全国から集まった皆様に古式豊かな姿を披露していることも本校の誇りでもあります。

いま、目の前の生徒諸君を見ますと、ひとりひとりが心身ともに一日一日と大きく成長していることにとても嬉しく思います。「生徒の皆さんは、向陵高等学校で磨かれて輝いている私たちの宝物です。」少数教育の中で逞しく伸びる皆さんの姿は本校の教育の精神が実を結んでいる結果であり、本校の生徒としての誇りがあふれている姿であると確信しております。

これから歩む向陵高等学校の道は、厳しい困難な道であることは覚悟のことですが、今までの40年、明日への発展、明日への幸せのために、「一人の生徒を生かす教育」に、とりくみ、築かれてこられたこれまでの先達の教えを大切にして、さらに創立者千葉富江先生の掲げた校訓「進取・錬磨・敬愛」の教えを永遠に受け継ぎ、地域に密着し、無くてはならない学校として、一層努力してまいる決意をいたす次第でございます。

結びになりますが、今日のために、ご支援賜りました皆々様に対し心から御礼を申し上げますと共に、これからも向陵高等学校に一層のご理解ご指導ご鞭撻をお願い申し上げまして、式辞といたします。

 

              平成28年11月19日

                                                       向陵高等学校

                              校長 清野耕司

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