令和3年度「入学式」4月7日

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    令和3年4月7日、入学式が挙行された。校長式辞です。

    式辞を申しあげます。本校の桜並木の桜のつぼみも色づいてきた今日、四月七日,「新型コロナウイルス」の感染防止対策のまっただ中ですが、学校法人千葉学園理事長千葉満先生、本校のPTA会長小笠原修様のご臨席を賜り、保護者の皆様に見守られながら、真新しい制服に身を包んだ新入生59名を迎え、令和三年度の入学式を挙行できます事をとても嬉しく思います。新入生の皆さん、入学おめでとうございます。今日から向陵高等学校の生徒に成りました。私たち教職員は皆さんを心から歓迎いたします。今日は本校で一番大事な「校訓」のお話をして式辞といたします。向陵高等学校は三つの「校訓」を掲げております。左の額の校訓をみてください。「進取」  「錬磨」  「敬愛」この三つの「校訓」を一つずつお話しします。

    一つ目の「進取」は・・・自ら進んで何事にも取り組む事。特に困難な物に取り組む事。皆さんは、九年間の義務教育を修了しました。今日から始まる高校生活は義務教育ではありません。「向陵高校で自分の目標・夢を実現・達成するために入学してきた。」と思います。また、今朝は改めて、夢・目標を心に刻んだのではないでしょうか。すなわち「初心忘するべからず」です。皆さんの「初心」にきっとこんな気持ちがあったのではないかと思っています。それは、本校の「チャレンジ講座でいろんな事に挑戦してみよう。」という気持です。向陵高校での生活は、新しいものへの挑戦なのです。勉強は勿論、学校行事、部活動、生徒会活動等あらゆる機会を自分自身の挑戦の場であるととらえて全力で取り組んで下さい。きっと新たらしい自分を見つけることができます。二つ目の、「錬磨」は・・・心身を磨くことです。勉強する事、努力をする事。皆さんは、世界の人々を感動させた野球選手「イチロー」さんを知っていますね。イチローさんが、日本で引退を表明した時の記者会見でのお話でこのような事を言いました。真夜中の記者会見でした。記者の一人から「今の子供たちにメッセージをお願いします。」と問われた時に、「なんでもいいですから自分の熱中できる物、夢中になれる物を見つけて、それに取り組んでください。」と答えました。自分の好きな事を毎日やる事が、楽しい充実した一日を過ごす一番の近道です。自分の前に立ちはだかる壁を乗り越えられる力になるのです。自分の好きなものに取り組み、勉強する、努力すること。このことを「錬磨」といいます。先日4日の水泳の日本選手権で、100メートルバタフライで優勝した「池江りかこ」選手が「努力は必ず報われる。」と涙しながら言いました。練磨の結果ですね。三つめは「敬愛」です。学校では、どんな事をする時でも一人ではありません。学校は何でも皆で協力して行う所です。一人では出来ない事を皆で力を合わせて行うと何でもできるのです。学校と言う所は自分に無い力を他人からもらったり、自分の力を他人に与えながらお互いが成長していく所です。自分を大切にするのと同時に、他人を思いやる心を持ち、仲間と助け合い支え合う心を忘れずに生活する事です。「あなたの周りには必ずあなたを支えてくれる人がいる。」という事を忘れないでください。このような心を「敬愛」と言います。以上三つが本校の校訓です。さて、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち教職員は大切なお子様を「責任を持ってお預かりします。」そして「向陵高等学校に入学させて本当によかった」と言われるよう、生徒一人一人に寄り添いながら、心のこもった指導に全力をつくす事をお約束します。又、合わせてこの度の新型コロナウイルス感染拡大防止策として、身内だけの簡素な入学式となりました事に対して、保護者の皆様のご理解とご協力にお礼を申し上げす。 結びになりますが、本校は昭和51年11月24日に千葉学園高等学校から独立して男女共学の普通高校、向陵高等学校として歩んで、今年で創立45年目になります。本校の創設者はご存知の方もいらっしゃると思いますが「千葉富江先生」です。現在の「学校法人千葉学園」の理事長・千葉満先生のお母様です。このことを紹介させていただきまして式辞と致します。     

        令和三年四月七日   向陵高等学校  校長 清野耕司

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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