学校長挨拶

　本校は、昭和51年11月24日、千葉学園高等学校普通科から独立、以来、44年の歴史と伝統を誇る「自由な校風と一人一人の個性を大切にする」男女共学の普通高校です。

　私達人間は、誰一人として同じ顔の人はおりません。それと同じように、一人一がみんな違う個性をもっております。すなわち、人間には、短所もあれば、長所もあります。不得意なものもあれば、得意なものもあります。私は、短所を直す努力、不得意なものを克服する努力も必要ですが、それ以上に自分の長所、得意なものを伸ばす努力をする方が大切と考えております。長所を伸ばし、得意なものを磨くことによって、短所も不得意なものもみんな隠れてしまうものです。さらに、好きな事、得意なものをやっている時はとても楽しいものです。楽しい気持ちは自然に顔に表れ、穏やかな顔、さらには輝いている顔になっているものです。「数学や英語は苦手だけれど、漫画を描くことは誰にも負けない。」「お料理が大好き、私の作ったカレーライスを家族のみんなは喜んで食べます。」等なんでもいいですから自分の得意なものを一つでも持ってください。学力は英語、数学等教科の知識を言うのはもちろんですが、さらにその知識に「様々な経験を通じて自分の頭で考え、自分の責任で行動していく力」を加えて本当のその人の学力です。そのような力を身に付けるように生徒を指導しています。

　中学生の皆さん、偉い人、有名な人になる必要はありません。本校で天から授けられた自分の命を大切にし、自分の個性(良い所)を伸ばし、打ち込めるものを見つけ、それに熱中し、一生懸命に努力することによって楽しい高校生活を送ってください。

　本校は生徒一人一人の心に寄り添い安心して学べるように指導していきます。

　そうすることにより、世の中で役に立つ大切な人に成長するのです。